いつもなら、読んで感想言ってもらって素通りする教科書の扉(?)の詩
今年は、真面目に授業してみることにしました。
以下簡単な教材研究
かがやき
① 雲がかがやいている
② 林の上で。
③ みんなのほおもかがやいている。
④ 湖のほとりで。
⑤ あ、今、太陽が
⑥ 山をはなれた。
もちろん行番号はありません。
★構造よみ(四コママンガを配り説明)授業開きでする場合1Hなので省略してもよい
起 ①②(おこり)
承 ③④(つづき)
転結⑤⑥(変化・まとめ)
①
転は変化である。「起」「承」と何が変化しているのか
・起承には「かがやいている」があるが、転結にはない
・起承は対句になっている。
・起承は倒置法が使われているが、転結には使われていない
・起承は太陽が照らし出している物 転結は太陽そのもの
★技法よみ・主題よみ
この詩に使われている技法
・倒置法①②→②① ③④→④③
①及び③の強調。
①及び③の強調。
・対句①②←→③④
・比喩「雲」「ほお」
「雲」「ほおがかがやいている」→自ら輝きを放っているのではない。太陽に照らされ てまるでそれ自体が輝いているかのように見えるのである。
「ほお」は、この人物の心情・気持ちを表しているともとれる。
・比喩「雲」「ほお」
「雲」「ほおがかがやいている」→自ら輝きを放っているのではない。太陽に照らされ てまるでそれ自体が輝いているかのように見えるのである。
「ほお」は、この人物の心情・気持ちを表しているともとれる。
「かがやいている」→
一連でかがやいているも「雲」
なぜ輝いているか?太陽に照らされているから、太陽があたっているから(比喩)
二連で輝いているものは「ほお」
なぜ輝いているのか?
①太陽に照らされているから、太陽があたっているから(比喩)
①太陽に照らされているから、太陽があたっているから(比喩)
②人そのものがかがやいている。何かにやる気になっているとき、頑張っているとき、 (比喩)
一連と二連の対比→同じ=太陽に照らされて輝いている(外的要因)
違い=「ほお」はその人間が輝いている。(内的要因)
一連と二連の対比→同じ=太陽に照らされて輝いている(外的要因)
違い=「ほお」はその人間が輝いている。(内的要因)
・比喩「太陽が山をはなれた」元々太陽と山はくっついてはいない。まるでくっついてい たのがはなれたように見えるのである。
また、この書かれ方だと、太陽が自らの意思で山から離れたとも読むこともできる。
また、この書かれ方だと、太陽が自らの意思で山から離れたとも読むこともできる。
●まとめ
①
時→朝・昼・夕のいずれか?・・・朝。理由「今、太陽が山をはなれた」
「今」→まさにその時、その瞬間を表している。朝日をみんなで見ている。そして、正に太陽が完全にその姿を現した瞬間の感動を表現している。
一日のはじまりの瞬間であり、新しいスタートである。読み手である子どもにとっては新学期と考えることもできる。
② 場→湖の畔
③ 人物→新しい一日のはじまりの瞬間に「みんなのほおもかがやいている」のである。照らされて輝いてもいるが、すがすがしい一日のはじまりへの期待、やる気など内なる気持ちが輝いているのだろう。だからこそ、題名も「かがやき」なのだろう。
そういう意味では、新学期にふさわしい詩だとも言える。
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