2013年5月10日金曜日

はじめての構造よみ 「カレーライス」

 はじめての物語カレーライス。その構造よみ。水戸黄門などを例に出し、おもしろおかしく構造を説明。次の時間いよいよカレーライスの構造読み。
 発端について考え会っている時でした。なんせはじめての経験。しっかりと発端とは何かを理解させたいと思いました。そこで、
「この物語は、どんな物語かな?一言で言うとすると」
こう子どもたちに問いかけることからはじめました。
子どもたちは、班会議を経て次のような4つの意見を出してきました。
①    けんか
②    けんかのきっかけ
③    きずな
④    なかなおり
「いいねえ、きずなかあ、深いとことまで考えた意見だね。でも、これ、順番が変じゃない。この四つを物語に会うように並べかえるとどうなる?」
「けんかのきっかけ→けんか→なかなおり→きずな」
子どもたちは口々に言いました。
「じゃあ、発端に指標にそって考えてみよう。まず、何かと何かの出会い。このけんかは、だれとだれのけんか?」
「ぼくとお父さん」
「そうだね、ということは、この二人が出会うところが発端だね。それはどこ?」
こうして、発端は「お父さんウィークの初日」という案が出てきました。
もちろん、「けんかした状態のぼくとお父さんの出会い」という意味です。
そこまで、実はお父さんは登場しないこともページを追いながらみんなで確認しました。
そして、けんかをした状態で迎えるお父さんウィークがはじめてのこと=いつもと違うことであること。発端まで(導入部)は、けんかになった理由の説明であること(導入部には説明が書かれていること)などを確認しました。


特に戸惑うこともなく、子どもたちと一緒に考えなら進めました。「発端」に関わり指導しなければならない学習内容について、おおむねふれることができたと思います。

3 件のコメント:

  1. はじめまして。読み研の教材研究を基本として記事が掲載されており、大変勉強になります。
    右上のアナウンスについて質問です。
    「教材研究をみんなものにⅠ・Ⅱ・Ⅲ
    『ごんぎつね徹底研究』
    『大造じいさんとガン』
    『詩・短歌・俳句の読み方指導』
    上の四つの冊子は、どのような内容のものなのですか。読み研の教材分析と同じでしたら、読んでみたいと思います。
    いのっち

    返信削除
    返信
    1. コメントありがとうございます。返事おそくなり申し訳ありません。3冊とも「読み研」方式による教材研究です。その他、その教材の授業記録、読みの技術について載せています。よろしくお願いします。

      削除
    2. 読み研方式による教材分析とのこと、ぜひすべて購入したいと思います。

      hdk55ino☆gmail.com

      ☆を@に変えてください。

      購入方法などお知らせください。

      いのっち

      削除